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2007年2月 8日 (木)

すばらしい3次元インターフェイスを構築する

Windows Vista が発売された。
XPと代わり映えしないとか、求めるPCスペックが高すぎるとか、いろいろいわれているが、今後の基盤としてはそれなりによくできたOSだと思う。
そのなかの目玉でもあり、不必要だともいわれている機能が、Aero とよばれる 3Dインターフェイスである。
確かにその機能は目を引くだけの客寄せにも見える。しかし、ちょっと視点を変えるとこれほど重要な変革はないともいえるのだ。
OSとしているのか?といわれればあれば便利だとしかいえないかもしれない。しかし、APIが標準で用意してあるのだから、アプリケーションがそれを利用するとどうなるだろうか。


違いがもっともわかりやすいのは、グラフィックソフトにおけるレイヤー表示だろう。
現在のほとんどのグラフィックソフト(ここでは Adobe Illustrator をあげるが)レイヤーパレットを使って、タブクリック+階層表示だろうと思う。これはそれなりに使えるが、オブジェクトやレイヤーが増えてくると一覧性が極端に悪くなり、作業効率が悪い。その上、見やすいサイズにするとそれなりに画面を占有する。上手にパレットを隠すよう設定もできるが、レイヤーパレットはほかのいくつかとともに常に表示しておきたいもののひとつである。


これが特定のボタン(アクション)ひとつで
・好きな角度からレイヤー構造(オブジェクト)を見ることができ
・透明度は実際の数値を反映
・入れかえもドラッグ&ドロップで行える
とすれば?
・カーソルの位置によって、自動的にすきまが調整され見ることができたら?


わたしはこの機能を搭載したグラフィックソフトにすぐさま乗り換えるだろう。
…というか今までなぜでないのか不思議でならないのだ。


同じことは、データベースソフト(MS-Access、Filemakerなどユーザーインターフェース設計を伴うもの)やweb構築ソフト(Adobe Dreamweaver)などにもいえる。
webブラウザのリンクがスムーズにつながる様などを体験できれば、まるで別のソフトのように感じられるだろう。
一見不必要に思える Excel であってもワークシートがスタック状に表示されて、関連が見えるようになれば、今までとは全く違った、3D表計算ソフトになる予感がある。

特定のアプリケーションが提供する環境は、基本的にそのアプリケーションだけのものである。しかし当たり前のことだが、OSが提供する機能はその上で動くすべてのアプリケーションで利用することができる。現在のグラフィックボードの性能は Gamer ぐらいしか使い道がなかったかもしれない。しかしそのあふれんばかりの性能を使いやすさの方に振ることができたなら、今までにない体験を私たちは得ることができる。
少なくともわたしは上に書いたような Vista(光景) を見てみたい。

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