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2007年3月24日 (土)

ビデオカメラ選択指南(2007年春版)

ビデオカメラを選択するときに参考になれば幸いです。

概論:
新しい規格、高解像度に対応した機器が次々と市場に登場しているが、基本的な状況は何も変わっていない。
[前提] できるだけ撮影時に高画質でとること」であり、「ランダムアクセスを重視する」のであれば、「HDD」しか選択はないし、編集段階で吸収できるのであれば、miniDVテープを用いたハイビジョンタイプになる。
[保存媒体] 高画質を選択した時点でけっきょく頭を悩ませるのは、長期保存媒体を何にするのか?という点である。HD-DVD ROM, BD-ROM もいまだ一般的とは言い難いし、メディア価格も安くない。けっきょくのところ配布媒体にDVD-R、保存媒体にDVminiテープ、という落としどころは悪くないのかもしれない。


別の選択として、手軽に高画質を求めるのであれば、メモリカードを用いた、いっそのことムービーも撮れるデジタルコンパクトカメラもよいかもしれない。ただSDカードは上位規格SDHCへの対応がうまくいっていない場合があり、十分注意が必要だ。

機種別:
それではいくつかの機種をみていこう。
注目の製品は、Victor GZ-HD7
1920フルハイビジョン対応。動画記録方式は、MPEG-2 TS、記録媒体は、内蔵60GBHDD(SDHCカードにも可)。Mac での編集にも一部制限はあるが対応している。
 #ただし、HD編集を快適に行えるPC環境はそれなりに高額になるので要注意
既存の標準技術を前提としているので、無駄はある(転送レートが高い、容量がかさむ)が、無理がない(それなりに枯れているMPEG方式を利用しているので、既存の機器・ソフトが使える可能性がある)。
Victorのほかの製品にもいえることだが、標準規格、普及している技術を使い、比較的一般的な部材を用いて、現実的な解を提供している。
過去の4GBや20GB程度のHDDでは不足気味だったが、現在の40,60GBともなると通常使用には十分だし、普及している技術を使ったメリットが生きている。


これと対極なのが、Panasonic SD1
SD(SDHC)カード中心主義ともいえる理念先行で環境の整備が遅れている。
SDHCカードの登場によって容量制限はなくなったがデジタルスチルカメラの方が jpeg 主体なので、大容量カードをもてあまし気味。8GB以上の大容量カードの普及は始まったばかりで高額。対応状況が入り乱れていて混乱中(同じ形なので入るには入るのだが、基本的にファイルフォーマットが違うSD:FAT16、SDHC:FAT32ので古い機器で使えない場合が多い)。AVCHDの編集環境は充実したとは言い難い。
しかし、メモリカードの価格は驚くほどの勢いで下落中。HDDと違って可動部分がないためメカニカルノイズの発生がない→小型化しても音に影響が少ない。編集環境はそのうち整ってくる。将来性は十分である。ただ現時点では積極的にSD1を押すことに躊躇する。




HDV(miniDVハイビジョンタイプ)の注目は、
Sony HDR-HC7
音声記録が、2chに変更。
 #というかHC3もサラウンドモードがカタログからきれいに消えているんだが。。。
Canon IVIS HV20
好みのメーカー、スタイルで選べばいいだろう。


もしディープなマニアで(ってなひとはこんなところにはこないだろうけど)予算が許せば、
Sony HDR-FX7
Canon XH-G1/XH-A1
の選択もありだ。
ただし、いかにも撮ります、という雰囲気が出るので、それが許されるような状況をつくることから始めないとならないかも。


AVCHDを採用した各機種は、現時点では選択肢にあげない。
もうしばらく周辺環境が整うのを待った方がよいと思う。
シリアスに考えず、ネットを前提とした、共有、娯楽、活用を考えるのであれば、Sanyo Xactiなど、MPEG-4などを採用した通常のデジタルカメラのムービーモードも十分だろう。
何より静止画と動画の2台を持たなくてもすむのは最大のメリットだ。

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