2016年3月28日 (月)

洗濯機・ドラム式の原理と物理

ドラム式の原理は、上下の高低差を利用したたたき洗い。

したがってドラムの直径は大きい方がよい。
現在の住宅の洗濯機スペースは、60 cm× 60 cm。
洗える洗濯物の量は、9 kg から、10 kg、11 kg へ。
スペース効率をどんどん高めているが、限度がある。
水は多すぎるとたたき洗いの効率が落ちるので、当然、少量になる。
汚れには、水溶性と油溶性がある。まあ他にもあるが、大きく分けて。
界面活性剤は、水分と油分をつなげる働きがある。>参考:乳化
ドラム式は水を少なく使うので、油溶性の汚れは比較的落ちるが、水溶性の汚れについては苦手。この手の水溶性の汚れは、ある程度水量に比例。
再付着防止については洗剤にかなり依存。
洗剤の主成分は、界面活性剤と酵素。
洗剤は、活性する温度がある。だいたい、35℃〜40℃(もっぱら酵素に依存)。
ドラム式の利点は、乾燥機能との親和性。
上下に落下する間に空気に触れる時間が確保できる。
縦型の乾燥機能に無理があるのとは違って。
ただその乾燥機能がつくことがまた問題を引き起こす。
乾燥は、風量と温度、湿度のバランス。
外気をヒーターで暖めて、衣類に吹き付けその外気をそのまま吐き出せば乾燥するが、室内の湿度と温度を上げてしまう。そうしないために、機内で空気を循環させるだけだと湿度が100%になって乾燥できないので、どこかで温度を下げて、結露を生じさせ除湿する。
水道水を利用したものを水冷除湿。ヒートポンプを利用したものはそのままヒートポンプ式。
どちらにしても主流はフットプリント 60cm 四方の中で、できるだけ大きいドラムを搭載し、それに干渉しない場所で冷却機能を入れないとならない。必然機体の中を複雑な形状のダクトが通ることになり、そこに埃と湿度のある空気が通る。これで詰まらない方がおかしい。
ヒートポンプ式だとエアコンのフィンみたいなものだからなお。

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洗濯機が壊れた

洗濯機(東芝 TW-Z9100R)が壊れた。

販売店の5年保証が終わって、もうそろそろ新型を検討しないとなあというタイミングで。

元々モノあたりのよくない私であるが、この機械も相当ひどいものだった。

まず最初に買ったのは、この機種ではない。この機種の前の型だった。

それが買って1年しないうちに故障し、修理を行っても治らないので、メーカーからこの機種に交換を提案されたのだ。そしてしばらくは機嫌良く使っていたのだが、排水異常が起き、排水弁の故障が2回。基板の交換が1回。その上修理の業者のミスで、水漏れをおこしてすぐにまたきてもらって。

今回は、たぶん、給水弁の故障。

もう診断してもらって、3万円近い修理代を払う気が失せた。

正直、わかっていたことだが、ドラム式洗濯乾燥機は、製品の筋がよくない。

重量物(ドラム)を横に倒し、最近のものはその上斜めにし、高速でぶん回す。

軸がずれるととんでもないことになるし、そのために高度な制御と高いサスペンションをつけないとならない。

乾燥機能がまたこれに輪をかける。

衣類だから当然繊維が出る。それを乾かすと埃になる。

そういうものを含んだ空気を循環させるから、経路のあちこちに付着物がある。業務用なら裏蓋を空ける構造にもできるが、家庭用だから基本的に内部を触らせる構造にはできない。

そうしないために裏側を洗う機能をつけたり、できるだけフィルタを使うようにしたいが、それが目詰まり を起こしたり、抵抗になったりする。

消費電力を下げるためにヒートポンプ式にするとなおたいへんになる。

まずユニットが重い。高い。経路が構造上細くなる。そこに水分と埃を拭くんだ空気を通すのだから詰まらないでくれというのが無理というもの。洗ったり、表面をコーティングしたり色々しているが、だいたいこのあたりがここしばらくの改善のトレンド。

だからこんどは、従来の縦型洗濯機を購入するつもりだった。

ドラム式の乾燥時間に音を上げてガス式の乾燥機を導入しているので、なおのこと。

ところが設置の都合上、洗濯機の上に乾燥機があるので、最近の大容量(10kg以上)洗いの縦型だと上に蓋を開けることができない。手前に扉があるドラム式しか選択がない。

東芝はもう懲りたので、新型はもちろんましになっていると思うが、次は、Panasonic か日立か。シャープにも懲りているので、今回は対象外。

前もって購入する形ではないので、できるだけ安い方がいいし。

店頭展示品でも無いかと思っていたら、日立の BD-V9700 があって安くなっていた。

色々トラブル情報もあるみたいだが、まあ今回はコレで。願わくば5年保証は使わず、6年以上使えますように。

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2015年11月15日 (日)

杭打ち問題について考える

マンションが出来上がる前から、お金を集めて完成日を決めている時点で、杭打ち問題は生じるに決まっている。これはどこの会社が行っても一緒の話。

納期は絶対、工程も譲れない、なら予定された通りにやるしかない。できないのであれば、現実の方を歪めるだけ。それが今回の問題の根本。
それが分かっていれば、マンションなんて買うものではないし、集合住宅なんてものは所有するものではないという、当たり前の結論に達するはずなのだが。
集合住宅は借りるもので、自分の都合に合わせて面積、立地、などを考慮してその時々に最善の選択をすれば良い。ダメなら引っ越しするだけだ。
財産としての価値はほとんどないし、補修なども自分の望むようにはできない。
そんなものを数十年かけて、持ち続ける意味がわからない。

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2009年11月 5日 (木)

家の値段は高すぎる

前のエントリーと反するようだが、ある意味では同じことになる。
家の値段が高すぎる。もしセルフビルドが前提なら、ほとんど材料代だけで建つ。
2×4住宅、パネル工法を突き詰めると、巨大なプラモデルになってしまう。それであれば、家の値段は、もっと安くなる。しかし、建築関連法規、許認可手続きなどが、それを阻む。

土地さえ用意でき、てきとうに住宅を建てることができるのであれば、なにも新築を郊外に建ててもらう必要もない。必要なときに必要なところに建てればよいのだから。

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2009年10月28日 (水)

家の値段は安すぎる

都市計画について考えることが多い。
農地をつぶして宅地に転用。そこに安い住宅を建てて、「賃貸と比べてください、新築のローンの方が安いですよ」という営業。
駐車場も確保しづらい、両親と同居の家よりは、とそこに移るのだが、道路以外のインフラ整備がなく、自動車以外の移動手段に困る。
当然、車は一人に一台。
自動車は年間20万円以上(ガソリン1万円/month, @130円×600km/8km/L, 車検・保険10万円)の維持費がかかる。
これに車両購入代金を加算しないとならない。
家計における可処分所得が減り、遊興費などが真っ先に切られる。

もし新築の家が、100万円/坪だったら?
 #坪単価がいいかげんなことはまた別タイトルで
40坪で、4000万円なら新築することに躊躇があるのではないか。
既存の住宅を直そうとする気にならないか?
賃貸の家賃と比較して、賃貸に割安感は出ないか?

地方都市の現状を考えると金銭的な動機付けが必要なのではないか。

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2007年3月19日 (月)

エコキュートはもうしばらく待て

オール電化の切り札としてエコキュートを国を挙げて応援しているみたいだ。
ただ、このエコキュート、それなりに注意点があって、
・初期費用が通常の電気温水器より高い(補助も出るみたいだけど)
・一定期間の後(およそ10年程度)冷媒交換を考慮に入れないとかないとならない
という二つは押さえておこう。
何より現時点では初物買いに近いので、できればあと数年たって初期の人たちが冷媒交換を行ってその状況を見極めてから購入してもいいかもしれない。

生活の都合上、
・ガス給湯
・灯油給湯
・電気温水器
の併用をしているのだが、やはりガスが一番融通が利いて、気持ちのよいお湯が出る。
 #室内燃焼型じゃなくて、屋外型のできれば少し大きめのタイプね
電気温水器を利用するのであれば、加圧式の給湯設備を強く希望した方がいい。
水圧が弱いので、水だと勢いがいいのにお湯になるととたんにショボショボになる。

このあたり気に入らないからといってすぐに買い換えられるものではないので、十分検討をしよう。

参考:最近よく聞く?!「エコキュート」ってなに?

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2007年2月21日 (水)

ガス器具の事故から得る教訓

「ナイフは危ないものだ」だから取り扱いに注意する必要がある。
これは当たり前のことではなかったか。
室内で燃焼し、室内に排気するガス器具が安全なわけがなかろう。
室内で燃焼し、排気は(強制、自然で)外へ、であっても室内の酸素を取り込むことには代わりがなく、換気を考慮しなければ安全を担保できないことも自明だ。
この構造の器具が存在できたのは、すきま風が当たり前であった時代までだろう。


なぜその前提を無視し、10年以上も前の機器で責任を追及され、殺人のような扱いをされなければならないのか。
確かにメーカーが負うべき責任はある。
しかしそれは気密性の高い住宅が普及してもなおこの形式(室内燃焼式)の器具を販売したという点にあって、それでも売るのであれば、たばこ並みかそれ以上の注意書き(排気ガスにより死亡する可能性がありますなど)を添えて売るべき素性のものだ。
そしてそれはメーカーが進んでやるようなことではない。安全基準を作る側の仕事だろうに。


そして事故が起きても今まで騒がれずに終わったというところにより根深い問題がある。
事故の報告は、警察、消防とともに一括して受けられる窓口が必要なのだ。
どのような状況で、製品、使い方、などで起きたかを多角的に分析し、必要な関係機関と連携し、広報、改善を行うセクションが。
生活のあらゆるところに様々な機器が入り込みブラックボックス化している現在、ひとつの事故から得る教訓を生かさなければ、今後も同じようなことは起こるだろう。


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