2009年5月 8日 (金)

北陸新幹線について

北陸新幹線が、建設中である。日に日にできているのを見ている。

新幹線はとてよい乗り物だが、旅客のみの多頻度輸送を前提にしていることが、北陸という地域(他の地方にも置き換えられるかもしれない)には、ふさわしくないかもしれない。

まず、乗客数を確保できるのか? という問題。
設備投資を行ったなら、どんどん利用してもうけた方がよい。しかし、それほどの旅客がいるのか?
1時間に1本程度の本数では、待たずに速い、という新幹線のメリットを生かせていない。
 ※東海道線は、1時間に10本以上が当たり前に走っている。
そして、在来線をどうするのか? ということ。
在来線を切り離して、第三セクターが赤字を抱えるようであれば、そのツケは住民に回る。利益の少ない、近距離、貨物、老朽施設を維持管理することは重荷。

今更だが、既存鉄道のウィークポイントを解消するだけでも、十分利便性と高速を達成できたのではないか。
信号や踏切を減らすために、必要な部分の高架化(鉄道や車道)。
軌道の直線化。
安全性を高めるための駅の改修(ホームにガードレール、新交通にあるような列車が乗り入れないときにはドアが開かないようにする)や、壁の設置。
新幹線と在来線の一本のプラットフォームへの乗り入れ(始発終着駅を兼用すれば、階段なく乗り換えできる)。
確かに細々として費用もかかり、一つ一つの効果は小さいだろうが、全体としてみると大きく利便性が向上し、事故を減らし、投資を抑制できる。

これらの対策に問題があるとすれば、誰の手柄かわからないこと、利害関係者が多岐にわたり予算付け、交渉が大変なこと、などか。

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